企画展
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概要
日本画家畠中光享(はたなか・こうきょう)は東洋画の本質である、絵は平面であるという事を意識して、線と岩絵具の美しさを最大限生かす表現を模索し続けています。その為に中国画にはなかった色彩豊かなインド細密画を半世紀以上研究・収集し続け、そのための渡印も百回を超え、インド美術研究者としても知られています。
既成の団体展には所属せず、実験的なグループ展を自ら次々と立ち上げ、仏教を主題に対象を徹底して調べ上げ、仏教の本質に迫ろうと制作を続けている畠中光享の多くの新作を含む優品を多数紹介します。
畠中光享略歴
1947年奈良県生まれ。大谷大学文学部で日本仏教史を専攻し卒業後、京都市立芸術大学専攻科を修了。1977年シェル美術賞展一等賞、1978年東京セントラル美術館日本画大賞展大賞、京都府文化賞功労賞など受賞多数。2018年興福寺中金堂法相柱絵祖師像を制作、奉納。2021年東本願寺御休息所襖絵を制作、奉納。
おもな展示作品
■通期展示
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「バナナ供養(ケーラパーリ)」部分2023年
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「禅定達磨」2024年
■Ⅰ期展示
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「東本願寺 御門首側襖絵 成道聖地遥拝」部分2018年東本願寺蔵
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「濁水に汚されない蓮のように」部分2014年
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「悲しみの刻」2024年
■Ⅱ期展示
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「食」1973年
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「一灯」2015年
みどころ
みどころ 1作家の地元・京都での大展覧会
個展としては京都で唯一の大展覧会。会派に所属せずグループ展だけで大作を発表し続けてきた集大成となる。
みどころ 2新作・近作と貴重な初期作品数点を含む約100点の大作を展示
現在も精力的に創作活動を続けている作家の新作を中心に紹介。出品作のうち約20点(大作14点)が2024年に制作した作品。
みどころ 3禅寺で仏教を題材にした日本画を紹介
禅寺での開催ということで、「達磨」を題材にした新作2点を制作。
一般には公開されることのない真宗大谷派(東本願寺)御休息所に奉納した襖絵も展示。
基本情報
- 会期
- Ⅰ期 2025年3月8日(土)~4月20日(日)
Ⅱ期 2025年4月23日(水)~6月22日(日) - 休館日
- 4月21日(月)、4月22日(火)
- 時間
- 10:00~17:00 (入館は16:30まで)
- 拝観料
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大人 1,000円 大学生 600円 中学生・高校生 300円 小学生 200円 ※団体割引・シニア料金は設定なし
※障碍者手帳をお持ちの方と介護者の方一名様は無料とさせていただきます。 - 主催
- 相国寺承天閣美術館 日本経済新聞社
- 協力
- MBS テレビ
関連イベント
講演会
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3月15日(土)
「日本画の歴史と今後の日本画を考える」
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5月3日(土)
「日本画の問題点」
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5月31日(土)
「過去から日本画の可能性を考える」
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開催時間:13:30~15:00
ギャラリートーク
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Ⅰ期
3月22日(土)・4月12日(土)・4月19日(土)
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Ⅱ期
5月10日(土)・5月24日(土)・6月14日(土)
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開催時間:14:00~15:00
※各イベントには当日の拝観券が必要です
プレスリリース
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2024年2月21日
『畠中光享日本画展清浄光明を描く』のプレスリリースを公開いたしました。
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【広報用画像貸出のご案内】
本展覧会の作品画像を広報素材としてご提供いたします。
詳しくは広報用画像貸出のご案内(PDF)をご覧ください。
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